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電源を落とし再起動しても画面真っ暗な時、可能性としてMBR破損(マスターブートレコード)、HDDハードディスク破損、Ubuntuのシステム破損、ケーブルの接触不良、その他、致命的なPCの障害等。トラブルシュートをしていたらキリが無い。

そんな時は落ち着いてUbuntuのLiveCDを走らせて見ます。もし走れば多くの致命的障害の可能性は消えます。

そこでLiveCDによる起動の最初のメニュー画面でF6キーを押して起動オプションを立ち上げます。
立ち上がった起動オプションの文字列の一部を書き換えます。

起動オプション file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper initrd=/casper/initrd.gz

長い文字列の中に、”boot=casper"の部分を”root=/dev/sda1" 等に書き換えてEnterを押して起動させます。

これでハードディスクのUbuntuを通常起動が可能になります。(sda1はUbuntuのシステムがインストールされているパーティションになります、従って環境によっては”sda2"或いは"sdb1等になっている可能性もあります)

GUIでパーティションを確認したい時には、一度LiveCDで起動させてパーティションエディタ(システム→システム管理→パーティションエディタ)で確認できます。

MBR破損を仮定してGRUBの再インストールを試みます。

ハードディスクの中のUbuntuが起動できたら、端末を開いて改めてGRUBのインストールをします。

sudo /usr/sbin/grub-install /dev/sda

この時の”sda"は先頭のハードディスクを意味します。

GRUBのインストール完了後、PCを再起動させます。

無事に起動できればOKです。

Windowsとのデュアルブート時などで、Windowsのリストアが必要になった場合やWindowsの障害でPCが起動できない場合等で、この方法で元のデュアルブート環境に復元できます。
これでも、上手くいかない場合が偶にある。
そんな時は、fdiskコマンドを使うのが一般的だと思う。
しかし、WindowsマシンがあればMS-DOSの起動ディスクを作成して

fdisk /mbr とか fixmbr を叩くわけだがMS-DOSではMBRの復旧が出来ないこともある。

そんな時にはFreeDOSを使うと上手くいくかもしれない。

FreeDOS DownLoad

ダウンロードしたisoファイルをCDに焼き、FreeDOS1.0のLiveCDで起動する。

そして

 fdisk /mbr 1

これで一番目のハードディスクにMBRが書き込まれる。

GRUBを書き込む準備ができたので上記のGRUBの再インストールを行う。
物理的にMBR領域の破損が無ければ成功の可能性は高い。

FreeDOSは過去のOSではなくMicrosoftがMS-DOSの補修を止めた後も地道に改善を重ねた有志の苦労と努力の結晶なのです。
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